―医務室―>>45>>46[悪気のなさそうな声色で浴びせられた水。ケイイチは危険だと言っているはずなのに、]…、っ……ッ、ふ[頬から下り、濡れた唇をなぞる指。無意識に舌で舐めようと舌先を伸びる。水のはずだったのに、これは甘美なほど、美味しい毒だ。身体が、欲するのがわかる。]この…毒は、…知らないどく、だか…ら、もっと……欲しイ、…[濡れた水は、白衣の下の衣服も濡らし、ピタリと布を肌に張り付かせている。近い距離の顔。ケイイチの顔を、熱に溺れて毒に塗れた顔で、瞳で見つめる。毒をくれる相手に毒を与えるなんて思考は消え去っている。]
(47) 2018/03/01(Thu) 19時頃