──って、言うつもりだったんだ、本当は。[悪いな、と、零す。見つけたら教えてって、言っただろう?そういうことだよ。そんな視線を、藤舎へ投げて。もう一度、顔を上げる。再び、真っ直ぐに2人の方を見据えるように。予感が、あった。この選択を、一生後悔するだろう。そう、それこそ、──寿命を終えて死ぬその時まで。]
(47) 2015/11/09(Mon) 19時半頃