―昨夜回想・館:大ホール―
吸血鬼じゃなくて迷子じゃなくて、年上でもなくって……んー?
[先程の謎掛けのような言葉>>44に少しばかり悩んで、ようやく彼が、自分と同じハンターであるという結論に至った。]
まさか、同業さんですか!
小さいのに凄いんですねぇ……!
大丈夫ですよ、もし何かあっても、おねーさんが守ってあげます!
[…は本気で感心したようだったが、その言葉がそのまま自分に返って来ることを、…はまだ理解しきっていないようだった。
お姉さんぶって張る虚勢は、昔、仲の良かった妹の口癖で。言葉に実力が伴っていた妹とは違って、自分の言葉は、情けなく、少し、震えているけれど]
[それでも、大人ばかりだと思っていた中で同年代の少年に出会えたことは、彼女の心を大いに和らげた。
敵地の真っ只中だというのに、そのまま…は、他愛の無い話に花を咲かせる。]
(47) 2014/11/05(Wed) 01時頃