―授業中―
[講義の間中、マユミから視線を感じた。>>26
こいつはそんなに勉強が嫌なのだろうか。
それならば、むしろ親御さんを説得して塾通いをやめさせるべきなのかもしれない。
人間には向き不向きがあって、塾が合う生徒もいればそうでない生徒もいる。
幸いにもマユミの通う学院は、エスカレーター式だ。
無理強いしてまで塾通いを続けるよりも、長年通い続けた学校に丸投げ…ではなく、馴染ませて成長を育んだ方がいいのでは。
そう思う。
教えるのが面倒くさいとか思ったりはしてない。まだ。一応。]
マユミが今室内でコートを着たままだが…この時期から体調不良でも無理を押す生徒は多くなる。
無理をするなとは言わないが、体調管理にはきをつけるように。
お前らもちゃんと早めにインフルエンザの予防接種受けておけよ。
[教室の生徒全員にそう言い渡した。*]
(46) 2013/12/10(Tue) 01時頃