―現在:マドカ惨状(誤字)―
いらっしゃい。
待っていたわ、覚悟を示す者の来訪を。
[丸椅子をくるりと回し、マドカの方へ体を向ける。
芝居がかった台詞をドヤ顔で言い切った。
課題の残り1%も無事終わり、これで晴れ晴れと厨二病マッドサイエンティストに打ち込めるというものである。
何度も来たことがあるマドカには、わざわざ椅子を勧めることもない。
その代わり、机の上に出されていた、お菓子っぽいものを示す]
適当に摘んでいいわよ。
[飴らしきもの。マシュマロっぽいもの。ラムネに見える何か。
自作のお菓子はちょっと怪しげだったが、危険物ではないはずだ。味も大丈夫。多分。おそらく。
ちなみに、理科室を訪れる客にいつもこんなものを振る舞っているわけではない。
マドカは知る由もないが、マシュマロを片付けたことにちょっぴり引け目を感じていたのかもしれない]
(46) 2015/03/04(Wed) 12時半頃