GAAAAAAAAAAAAAAッ!!!!!
[ 身体の中を焼けた鉄芯で掻き回されるような激痛、いや、痛いという感覚すら正確に受け取れない、それ程の暴力がテッドの心を侵していく……が。
テッドは耐える、これ以上の傷みを彼は既に知っていて、そしてこの先も味わなくてはならないのだ、この程度で駄目になるわけにはいかない。
やがて熱した金属が外気に触れて冷えていく様に、テッドの身体に篭っていた熱が引いていく。
ーーそして。
チク タク チクタク チク
タク チクタク
チク タク チク
タク チクタク
チクタク
時計の針が時を刻む、その為の極めて原始的な機械音が彼の心臓から鳴り響いて……そこにもう生命の温もり、その象徴であった心臓は無く、ただ無機質な機械の臓器が在るだけだ。]
これで、良い……後はこの、腕も! 脚も! 機械に換えて、ボクは君の騎士になる!
(46) 2014/06/13(Fri) 17時頃