─王宮、温室─[惨劇の舞台は、腥く、無残で、既に“終わった”場所だった。 折られた中、幾らか残る若い木々の奥、粉々に砕けた破片に視線を向け、あれが結界の核か、と目を眇める。足を踏み出す。人間の引いた結界魔法陣の名残] ……ペラジー[何故、人間の国の、ちいさな自然を模した場所に。理由は分からない。純粋に疑問として湧いただけで、探る気もない。ともに斃れる男は岩場で彼女と相対していた剣士。 その胸の上>>#4、羽根の乱れた大鷲。 そっと屈んで、血に染まる羽根を丁寧に均した] 逝っておいで
(45) 2013/11/26(Tue) 21時頃