御覧の通りに御座いますよ。リューゲシュッツア様。
[彼の会釈に此方も一礼を。>>37
主人に合わせ、上流階級に身を置く老執事は、彼の持つ気配に鼻を利かせながらも、言葉のフィルタを通さず見たままを教える。
到底鈍いようには見えぬ彼へ、割るべき欠片はそちらに御座いませんよ。と、余計な一言も添え。
しかし、老人らしい長台詞を口にすることなく、傍を抜けると、自身はジェフの傍へ。
緩く肩を竦めて見せつつ、背中で自身の手首を揺るやかに掴み落ち着いて。]
―――彼等も異大陸の者でしょうな。
獣人を擁するはデュシスノックでしたか。
さて、一つが砕けたのなら、余り暢気にもしていられませぬな。
皆様、着席に多分の興味が御在りのよう。
[彼の眼差しから推し量るように、重ねた視線を彼女等に向け。
自身の目線の先には、やはり、巫女姫の姿。]
(45) 2014/07/15(Tue) 21時頃