俺が君に…、それは……無いんじゃないか?
異性なら兎も角、俺みたいなおじさんを
抱こうとして勃つような事は、ないだろ。
桜………。
……そんな事を言われると、照れてしまう。
[ 直ぐに目を反らしたが彼の股の間を伝うものだけでなく
彼自身の痕跡と思われる腹の上の精液も覗えたが
無理矢理に抱いて男で感じさせてしまったのだろうと
まだ完全に蘇らない記憶が罪悪感を抱かせる。
しかし、跡を確かめて悪気なく好感を口にする彼に
硬い表情をいくらか紅潮させはしたが
後始末をするのをただ見守るだけではなく
ポケットティッシュを制服のポケットから取り出し
全部使用して、彼の腹部を拭こうとも。
一晩を風に晒されていたせいか
乾いて張り付いている分までは落とせなかったけれど ]
(45) 2019/03/30(Sat) 09時頃