―エリアスの部屋―>>12
[一旦ぴたりと止めてしまった触手の愛撫が、彼女の声に応じてゆるゆると再開される。素肌にぬらぬらした粘液をまぶしつけながら、エリアスの四肢も腰も胸も、わたしの触手が絡みついていくのだ。]
くすくす。
もっとしてほしい?
そうよね、気持ち良くなるのはまだここからだもの。
[左手を少女のみぞおち辺りに宛がう。手のひらのまん中にぽかりと口のような腔が開いて、どろりとした液体が流れ落ちる。人体には影響しないけれど、衣服をゼリーのように溶かしてしまう溶解液。わたしの左手が触れた先から、エリアスの白い肌があらわになっていく。]
……ほら、こんなになってる。
可愛い乳首がぴくん、て立って。
美味しそう。食べちゃおう、か。
[五本の指は十本の触手に分かれて、ささやかな双丘に巻き付くと、二つの蕾を優しく絞り上げる。
尖った頂きに触れた触手の先端が膨張し、きゅっと吸い付いた。]
(43) 2016/12/09(Fri) 15時頃