[そんなことを頭の片隅で思いながら、那由多の問いかけにぱちりと一度瞬いて。>>38]
……あ、そっかぁ。
マグラーメンもあったんだっけ、忘れてた。
たぶん、どっかにあると思う。そっちは今日の夜に食べるねー。
[秋野は、片づけだって当然出来ない。
食料品が台所に保管してある、と思うなかれ。
引き出しのどこかにしまったかもしれないし、もしかするとうっかり学校のロッカーに置きっぱなしかもしれない。さっぱり覚えていなかった。
人様が善意で分けてくれた食料を「どっかにあると思う」とは何事だと言われそうなものだけど、決して悪気があるわけではないし、感謝だってしているのだった。
中学以来の付き合いの那由多には、そのあたり、きちんと伝わっていればいいのだけれど、どうだろうな。
とりあえず、マグラーメンの在り処については夜探そう。
そう思って、ふにゃりと微笑う。]
でも、ちゃんと食べてる。
今日の朝だってね、キャベツ食べたよ。
ちゃんと細かく切ったやつ。
[どーだ、と言わんばかりに朝食のメニューを口にしたけれど、彼の反応は果たしてどんなものだったか**]
(43) 2015/06/17(Wed) 13時頃