[だが『恋ってどんなものだと思ってるのかも知りたい』>>33との返答に、目を丸くして首を傾げてから、ぽんと右の拳で左の手の平を叩いた。]
嗚呼そういうこと!俺はてっきりパルックくんたちの気持ちの変化について聞かれたかと思ってた。勘違いしてすまん、俺の気持ちでいいなら言えるぞ。
[ちと深く考え過ぎてたんだな、と反省の弁を述べつつ、軽く目を閉じて考え考え、説明を始める。]
幸福と不幸が背中合わせな状態、だな。
パルックくんたちは現在、思いが通じて皆に祝福もされて、嬉し恥ずかし♪状態だろ。でも恋って、必ずしも綺麗なだけの感情じゃないと、おじさんの俺は解釈する訳だ。嫉妬とか独占欲とか色々あるせいでな。
それでも誰にも特別な想いを抱けない人生より、苦しくったって好きな人がいた方がいい。だって令くんが二人の引
越し寂しいと感じるのも、シェアハウスの仲間として仲良くしてたからだろ?
[ここまで一気に喋ったあと、柄にもなく語ったと照れくさそうに頬をかいて追加する。]
令くんの願いは理解した。さっきも言った通り俺も力を貸すが、まだ時間はある。ゆっくり気持ちを整理すればいいさ。**
(43) 2019/04/27(Sat) 16時半頃