うふふ。上手。……よくできました。
[やがて、身を震わせて達したケイト。名残惜しそうに指先はもう一度だけねとりと彼女の中を蹂躙し、糸を引きながら抜き出される]
ケイトがこうしたのよ。見て?
[見せつけるように濡れた指先を彼女の眼前にちらつかせ、ぺろりと舐め取った。
漸く解放だと言わんばかりに、絡めていた手は解かれる。預けていた体重を戻し、衣服を整える彼女の傍らでその姿を見守っていたが。発せられた問いに大きく一度瞬いて、くすりと笑った]
………………、んっ。
[ふいに片手は彼女の頬へと伸びて、もう片方の手は彼女の背に回される。まだ半ば衣服の乱れたままのその姿を強引に抱き寄せれば、腕の中からぬくもりが伝わって来た。間近でじっと一度菫色を覗き込んで、口付けを]
ソフィア。
[離された唇は彼女の耳元へ向かい、囁く]
(43) 2010/05/26(Wed) 05時半頃