[ 給湯室を今晩の宿に決めたスプスプイ>>9を残して、それぞれが皆自室へと戻っていく。]
すぷすぷ、 い。
[ 入口付近まで来て、壁に寄り添う姿を振り返った。白い箱は遠目で見れば、間違いなく旧型の洗濯機だ。
これまでそのすべてをスプスプイだと思っていたが、きっとそれはほんの少し違うのだろう。
側面に取り付けられた半透明の扉の向こう、水と空気の境目が見える。]
ぼく は、 ぼくも、
ちしき ぜんぜん たりなく、 て。
でも、 ね。
すぷすぷい が、さみしく ないと いいな 、
って、 おもう よ。
[ 点滅>>7を見た時から考え続けていた答えを贈った。
距離の離れたここからでは、文字列が表示されても目にすることはできない。けれどそれで良かったから、返答を求めることなく背を向ける。]
(42) 2020/08/28(Fri) 07時半頃