― 廊下窓際 ― >>37
経験、と いうか、…、知識、あと、あくまで訓練、で……。
[囁きの中に混じる“先輩”に、うぐ、と声が詰まる。
先輩、としてなら、さらに知識をちゃんと見せなくてはならないだろう。
綿貫の爆弾授業の時、大失敗するなどにより証明されている痛覚欠如による不器用さで、あまり向いてないと言われたことを思い出す。
だから、口を使うのはきっと合理的。その筈。
ちらり明之進を窺えば、ぬらりと濡れた赤い舌を差し出し肉茎に押し付けていて。]
――、っ、…ぃ、い…と、思う、
[光景の淫靡さに、心臓がまた五月蠅い。
独りでなら没頭もできたのかもしれないが、2人ですることで、行為を意識してしまっていけない。
控え目に差し出していた舌を、もう少しと押し出して、動きを真似るはメルヤの方だ。
歯を立てないように気を付けながら粘膜を擦りつけ走るは恍惚の感覚*]
(42) 2018/02/23(Fri) 12時半頃