―回想・5月6日午後1時頃、町役場前―
>>17
[どうやら怪我はしていないらしいと彼女の仕草に表情を緩めた。注がれる視線の先は負傷した左腕。まだ傷は疼くものの熱は大分引いてきた]
んなら良かった
――ああ、これ、な
腕っつーかやられたのは肩…あのクソ野郎
…いや、いいんだ。そこは気にしないでくれ
[彼女の言葉に甘えて木箱の上へと腰を下ろした。梢から漏れる斑の陽光に陰る顔を見上げ、その言葉を待ち――困惑混じりの溜息をついた。]
――……悪いがそれは出来ねぇ
報告によりゃ襲われかけた人間がいるって事だ
それと…厳密に言や、こっちからの指示で処刑したのは2人だな
ラルフに関しちゃ感染は確定
ついでに殺人未遂も確定…反乱組織の構成員なのもな
[とそこまで語って己の怪我を示すように左肩を上げ、引き連れた傷の痛みに顔を顰めた]
(41) 2013/08/01(Thu) 16時半頃