――ほぅ
[一息――薬を飲んだという意識が働き悪心が少し弱まった気がした。
>>25差し出されたタオルを受け取り、服と、髪の水分を取っていく。
床に落ちた錠剤を拾うと、無造作にアタッシュケースに入れてその口を閉めた。
――あまり見られたいものではなかった。自分の命に関わるものだから。
屋敷のメイドは>>22『幸運』だと言っていただろうか。
確かに、幸運だったのかもしれない――まだ生きているのだから]
あの……あり、がとう。
[屋敷のメイド(ホリー)に向きなおりお礼の言葉を述べると、その身体を見て首を傾げた。
其の胸元に違和感があった――それが何なのかが、分からない。
...は立ちあがると、屋敷の主人の方を向き頭を下げた]
クラリッサと、申します。私も、お願いいたします。
……あのよろしければ衣類もお貸し願えませんか。
[棄てられた『人形』に替えの服があるわけがなかった――]
(41) 2012/12/01(Sat) 01時頃