[立ち去るつもりで背を向けていた。
しかし、彼らの反応にもう一度だけ振り向いた。]
何故?
たかだか俺1人の立ち位置で戦況が変わるわけないだろう?
俺程度も越えられないなら、世界は変えられないさ。
何故か…簡単な事だよ。
[自分にとって護るべきは何処までいっても子ども達であり、未来に過ぎない。
それを守る為ならば、侮蔑の言葉も、罵りも、憎悪でさえもこの身に背負おう。
そう誓い、そう決めたのだ。
だから……。]
それが俺の信念であり、また、正義だからだ。
[自分は彼等もまた信じている。
自分が敵に回ったからという理由で子ども達を傷付けるような真似はしないだろうと。
しかし、教団は信じていない。
自分が敵に回り、そして負けた時は子ども達を躊躇うことなく再び洗脳するだろう。
自分の道は初めから決まっているのだ。]
(40) 2014/08/26(Tue) 20時半頃