-IF:魔法使いの少女-
[漸く誰かを理解した自分に怒るどころかはしゃいで手を引く少女のペースに半ば戸惑いながらも。
何故か『風をあびたい気分』という答えなのかどうか分からない言葉を口走る。>>31
行儀よく待っていた兎が膝の上に乗ってきたもので、食べてしまいましょうか、なんて思ってもみない事を口にしながら抱き上げる。
そこで何故かブーツを脱いでベンチに上がった彼女を見上げれば、謎の擬音を口にしながら頭に触れてくるという謎の行動。
はっと少女の目論見に気が付いたところで後の祭り。
抱えた兎が邪魔になり、抵抗する暇すらなくフードは外れてしまう。
黒の間に、少女が見ようとした水浅葱のそれはあっただろう。]
あ…な、何するんですか…!
[約束を反故にしようとしていた事はそっちのけでそう言えば。
兎を器用に片腕で抱えたままでフードを被り直そうとしただろう。]
(40) Penia 2015/01/16(Fri) 19時頃