― 明之進の部屋 ―>>28>>33
っ、悪いこと、じゃな…ぃ…、でも、こんな、
だって、へんになって、しまう…俺…っ…
[明之進だけではない。四方八方から包まれ囁かれていると、刷り込まれてしまいそうになる。
それが正しいこと。欲しがるのは悪いことではない。もっと、求めたっていい――そんな、いけないこと、のはずなのに。酷く魅力的で、堕ちてしまいそうで。]
……っあ、ふ…、あ
み、せるって……、待って、…待ってくれ、明之進…!
[見せるといっても誰に。
そも、明之進に見られているというだけでも羞恥で頭の芯を焼かれるようなのに。
曖昧な思考を巡らせる間にも、状況は刻一刻と悪化していく。纏わりつく触手がメルヤの恥じらいを引き裂くように滑りつき、取り付き、暴いていった。]
だめ、…っあ、はいって、くるな、…!あ、…っ
[捩る痴態を見つめる“目”。無視できる数ではない。顔を隠すように腕をかざして、首を弱々しく横に振る。]
(39) 2018/03/04(Sun) 00時頃