[軽く笑えば目線も合って>>25 >>33。
そして珍しくも、ちゃんとした非難の言葉が彼の口から出た。
理屈抜きでわかる――恐らくこれは、本当に非難されているのだと。
その非難こそまっすぐ受け止めたものの、言葉を返せたのはふたりで黒板を見た後。>>34]
……とりあえず、さっきのはすまない。君が人を殺せるわけがないか……すまなかった。
……解っていると思うが、僕たちはふたりで、ちゃんと帰りたいと思ってる。
けど…………自分を殺すのも難しいだろう?
[問いかけこそしたが、相当難しそうだとは元々思っている。
口元に手を当て、しばし考える。
成田のルールは正しいとして、考えうる案は3つ。
1、二人で互いを殺す。――これは帝自身が暗に出来ないと言っている。
2、二人で一緒に自殺する。――どちらかが失敗したら独り取り残される。
3、二人で一緒に鷹谷を殺す。――論外。
どの案も現実的とは言いがたくて、悩む様子で目を伏せて首を振る。]
(39) 2015/04/09(Thu) 17時半頃