[脚立から降りてきた頃にはもう日は暮れかかっていただろうか。
片付けをするなら手伝うと言ったけれど、ここはもう明日には入れない。自分に手伝わせてくれたかはわからないが、もし片付けないならそれに従って。]
まさか、これを「見れる」なんて。
我儘に付き合ってくれてありがとな。
[良いものが見れた、と言うその顔は晴れやかだ。
ホレーショに教会にあるものについて聞いたことがあって、それ以来、ずっと見てみたいと思い続けてきたから。
イエスは無理だったけれど、教会を色鮮やかに照らすステンドグラスを見ることが出来たのは、現実世界でほぼ盲目の自分にとって貴重すぎる体験だった。]
さて、と。どうしようか。
日も暮れてきたし家に行くか、
他の参加者を探しに商店街にでもいくか…
[まだ時間もあるし、自分は能力もあって夜には強いから。
この後どうするかは合わせるよ、とホレーショに行き先を委ねた。]
(39) 2014/12/12(Fri) 20時頃