[何かの間違いで、吸血鬼など居ないと言う状況を期待する自分と。今は外の事を考えずに済むと安堵している自分が。相変わらず、奇妙なバランスで同居している。不安はあるが――叫びだしたり、逃げ出したりする恐怖は、存在しない。ボールペンをジーンズのポケットに押し込み、1階を見て回る事にした。誰かに会える事に期待して。]
(39) 2014/10/11(Sat) 15時頃