220 ナラティブの木


【人】 半の目 丁助

[新しい客が来る。
チェックインの仕事の邪魔にならないように。
しかし遠慮することはなく堂々と、フロントのカウンターに肘を置いて客たちに気安く声を掛ける。

「魚は好き?」
「バーベキューとか一緒にする気ない?」

返事があってもなくても変わらない態度でそこに立っていた。]

 パーティするなら、肉も必要っしょ。
 俺、燻製作ってみたいんだよね。

[以前の客が忘れて行ったのか、それともわざと置いていったのかは知らないが、「TAKE FREE」のスペースに置かれた燻製器の存在。
一度試してみたかったと、返ってきた言葉>>24に楽し気に笑う。]

(39) 2017/07/05(Wed) 00時半頃

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