少々尻を打ったが問題ない…。 マユミ。[半身を起すと、顔が近づく。一寸言いよどんだのは思ったより近かったからで。一度目を閉じて一息吐くと、一言断ってから彼女を抱きかかえてkるりと…背から抱くようにしてまた座り込んだ。二つの視線の先には、凍った滝] 壮大だな。 これだけの水がまるで流れているかのように凍っている。 とても 昨日の温泉と同じ水とは思えない。 堅く厳しく そして冷たい。[彼女に回した腕を少し締めて、顔を覗き込むように身を寄せた] 俺は暖かいか。 君はとても暖かい。
(38) 2015/12/09(Wed) 14時半頃