[後ろからかけられた元気のいい声に、振り向きながら笑顔で答える。>>20
運動も勉強も平均的な自分と違い、自分の親友は快活なスポーツ少女だ。
サバサバとした笑顔に揺れるポニーテールがとても小気味いい。
真夏の太陽が彼女程似合う人を見た事がない。…はきらきら輝くみやびに手を振って見せた。]
おはよ!みやびちゃん!
夏休み終わっちゃったのに、まだまだ暑いねえ。
[彼女と肩を並べて歩き出す。自分より大分高い位置にある顔を見上げて、ふにゃりと微笑んだ。
元々陸上部で日に焼けていたが、夏休み前よりさらにこんがり焼けた小麦色の肌が健康的で眩しかった。]
みやびちゃん、また日に焼けた?
背が高いしかっこいいから、そーゆうの似合っていいなぁ。
私は夏休み中全然運動してないから絶対太ったよ……。
[モチモチとした自分のほっぺたを片手で抓りながら、うーとげんなりした声を出す。
そのまま彼女と他愛ない話をしながら、新しい校舎へと足を進めた**]
(38) 2014/10/14(Tue) 11時頃