[下半身に纏わり付いていた触手は、更にその勢力を広げほぼ全身を呑み込んでいる。
絶頂に至るほどの決定的な刺激は加えさせず、じわじわとゆるゆると、体内の熱を煽らせてきた。
宿主の閉じられた精神の檻の中で泣き言を言っているようだが、この程度で根をあげるなど全く情けない。
先程同胞に一撃を加えたらしい先輩のように、負けん気を見せてくれても愉しいのだが。>>26>>@13
きょろりと天井を見渡すと、だいたいこの辺かなと思われる箇所に向けて軽く手を振る。]
やあ、僕です。
今回の身体はコレにしますよ。ケイイチといいます。なかなか面白い子のようですね。
[ビルの至る所から監視しているであろう元人間に、軽く状況報告だ。>>@12
適当な挨拶だが、巧妙に隠されたカメラの位置を把握していることが、同胞であることを示す何よりの証拠となるはずだ。
マスターに直々にお披露目もしたいところだけれど、状況によってはそのまま潜入もあり得る。
機械に長けた彼なら、よく分からないがなんとか状況を伝えるだろうと。*]
(37) 2018/02/19(Mon) 22時頃