[ とろける黄と濃厚な茶のマッチングに頬が落ちそうだ。やはりここのオムライスは何処と比べても、いや比べるまでもなく1番に美味しい。仕事のことなど忘れて黙々と口へ運んでいると、隣に座る部下の携帯が鳴る。 ]
いーよ、出て
どうせ坂本とかその辺の奴でしょ
[自分をよく思わない輩は決まって自分ではなく部下に連絡をする。ここばかりは可哀想だなと思う。少し。若干。砂糖一粒くらい。
部下が席を外すのを見送り、自身もポケットから携帯を取り出す。
ゆるり、口角は上がり血が滾るのを感じた。 ]
悪魔からの招待状、ね
[ teufel、悪魔の送り主に、期待と好奇の混ざる瞳へ変わる。
URLに指を伸ばし『参加』の意を示すと、丁度戻ってきた部下が何やら言いづらそうに、こちらの機嫌を伺うように電話の内容を告げる。 ]
……事情聴取なら自分でやれと伝えろ
あの時みたいないい加減な奴が
相手になるようならば、
次は斬り刻むかもしれない、と添えて、な
(37) 2014/12/04(Thu) 08時半頃