……姉さんが?
[>>34その言葉には、目を瞬かせ。
少し、沈黙して。オッサンが本気で怒っているようなのは、感じた、けれど。確かに勝手に突っ走った俺は馬鹿だ。けど、それを言うなら]
俺が馬鹿なら、やっぱアンタも馬鹿だよ。
戦略的撤退、って俺みたいにライフの予備があるならまだ分かるけど、今聞いた感じだと春さん任せだったんだろ?
[そう語る声は、視線を落とし。今までの噛み付くような調子とは違い、何処か淡々としたもの。そのトーンも幾許か下げたもので。]
俺より後先考えてねーじゃん。
それで、責任どれだけ感じたと思ってんだよ、俺もだけど、人の事言えねーんじゃねえの?
……それに、姉さんも、
[ 覚悟を決めてたつもりで、押し込めた仄暗い感情。それを口にしかけた所で、やめて、背を追いかけるのもやめて。身を翻す。]
……悪ィけど、ちょっと一人になりたい。
そのうち戻るから、心配しなくていい。
(37) 2014/06/23(Mon) 15時頃