[>>25 >>33 前の方からジリヤとヴェスの声が聞こえる
声音からして、あまりいい話ではなさそうだ。
……たぶん、校長先生やマグルのことについて言い争っているのだろう]
はぁ……
[私は一つ大きなため息をついて、二人のところへ行った]
……一体どうしたの?
[ほんの少しだけ呆れた顔で私は言った。
多少は気に障るだろうが構うものか、ジリヤは真面目ないい子だし、ヴェスは大切な友だちだ。その二人のケンカなんて見たくもない]
こんな非常事態に何をケンカなんてしているの?
ジリヤ、あなたは監督生でしょ?こんなところで怒って寮生を不安がらせて何がしたいの?
それにヴェス。あなたがマグルを穢れたものだと思っているのはわかる、否定もしない。でも、校長先生を慕っていた純血の魔法使いだってたくさんいるのよ、あなたはそんな人たちまで侮辱してるわ。
二人とも、お願いだからこれ以上場を混乱させることはしないで。
[私も少しイライラしているのだろう、声が意図せずに尖る。とりあえず自分の気持ちを二人に伝えた]
(36) 2014/08/30(Sat) 14時頃