―回想/自室>>30―[叫ぶようなアイリスの否定。見上げる瞳に熱情を宿して近づいてくる彼女に、セシルは気圧されて、ただ立ち尽くすしかなかった。今となっては、アイリスの唇の紡ぐ言葉に、更なる疑心を募らせるのみだ。最初からずっと彼女は、明かせない秘密があると言っていた。一体彼女に、「自分には決して知られたくない」何の秘密があるのか。何故打ち明けられないのか、何故ここまでして隠さねばならないのか。何故仮面にこだわるのか。声には出さなかったが、セシルの全身がそう問うていた筈だ。目の前のアイリスの態度に、頭の片隅で警鐘が鳴っていたが、それでもまだセシルはそこに留まった。彼女が自分を害するような真似をする筈がないと、信じていた。信じようとしていた。]
(35) 2011/02/12(Sat) 17時半頃
sol・la
ななころび
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