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イースター様。
[イースター様は大変お疲れのようでした。しかしワタシは、イースター様の疲れを少しでも取り除くことすらできないのです。役割がほしいと考えました。
ワタシはすでに、ワタシが作られた目的を達成できていません。シルク様、ナユタ様、ヤンファ様のそばにいるべきなのに、どうしてもそれができません。
ワタシはすでに、ヤンファ様を待つことができません。あの方はすでにお戻りになられているのです。
そしてワタシがワタシ自身に定義した雑用など、何も役に立たないのです。
ワタシは、ワタシが寄生している仲間たちのための、機能がほしいのです]
ヤンファ様は、あの時ワタシのAIを使ってはどうかと仰いました。ワタシは、皆様の役に立ちたいのです。
[そうすることで、もしかしたらワタシの嘘がばれてしまうその切欠になってしまうかもしれません。ワタシは仲間ではないと、気づかれてしまうかもしれません。
ですが、ワタシは罪悪感という機能を止めるための役割を求めていたのです。]
(35) 2016/05/19(Thu) 00時頃