―午前/大衆食堂『森の真珠』―
(くるくる、くるくる。勿体なさげにコーヒーを飲む。一口一口大切に。まだ、外に出る気分にはなれなかった。何故なら、人狼に対する情報が未だ入っていないから。…ふと、耳に入った音。>>24 思わずぱっと顔を向ける。探していた。ずっと探していた。自然と頬は緩んだ。大分情けない顔をしているだろう。何やら口ごもっているのはこの間の事を気にしてだろうか)
なに、気にすることはないよ。寧ろ、ああして君の言葉が聞けたのは貴重だった。…ありがとう。
(にへりとした笑い方は自分では分からずとも大変情けないものだろう。しかし、こうして笑えるのは彼女の前だからというのは己でも気付いていない。同席の言葉にはあっさりと快諾し、給仕の女性に"彼女の分も同じものを"と先に頼んでしまうのだった。ただ、話もしたい。薬の件も勿論ではあるのだが)*
(34) 2017/08/20(Sun) 03時頃