[苦無の投擲>>3:149と同時に、
口に咥えていた忍刀を右手に持ち替えて。
隅慈家の軍勢に風のように切り込んでいく。
ひと薙ぎ、ふた薙ぎ。血の花が咲く。
次々と隅慈の足軽を切り払い、目指すは大将。玉愛の元へ]
姫様にしておくのは勿体ない腕だ。
[自身の放った苦無が銃弾にすべて叩き落とされ>>12、
致命傷を負わすことができなかったと知るや。
小太郎は口の端を持ち上げた。しかしその表情に余裕はない]
“手負いの忍ごとき”に、本気になってくださるとは。
この風間が小太郎、光栄の極みですよ。姫様。
[こんな状況でも減らず口は叩く。
忍刀片手に玉愛に切りかからんと、距離を詰めたその瞬間。
再び響いた左右2発の銃声>>16。
1発目はすんでのところで避けた。しかし2発目は。
避けること能わず、小太郎の体を貫いた]
(34) 2015/05/21(Thu) 19時半頃