…っ!!?
[現状を説明する言葉に、驚愕の表情を浮かべる。
誰も居ない?鍵がかかってないのに開かない?
そんな、だって、さっきは昇降口、開いてたのに?誰が、閉めたっていうの。]
やだ、やだっ…!
[小さな声で悲鳴をあげて、身体を震わせる。怖い。
ああ、でも、あの人よりは――おにいちゃんよりは、怖くないはず。だから、落ち着け、落ち着いて、と。自分にそう言い聞かせようとした。
その後の「親たちが心配すると思う」>>28という言葉に、びくっと身体が跳ねる。親たち?お母さんは気付かないだろうし、おとうさんは私の心配なんてしない。
…おにいちゃんは?今朝、「いつも通りに寄り道せず帰ってこい」と言っていた、あの声を思い出す。
ああ、帰らなかったら、こんな目にあっていると知ったら、どうするのだろう。何をされるだろう。怖い、怖い。
黒沢くんの、「心配することじゃない」という言葉は耳に入ってはいたし、微笑んでいたのも見えたけど、それでも、震えが収まることはなかった**]
(34) 2014/04/26(Sat) 03時頃