人狼議事

84 ― 手紙 ―


【人】 病人 キャサリン

[風船こそ使わなかったものの、自分の生きた証――と言うとおおげさではあるけれど――を残したい、と
最初に思ったのはいつだっただろう。
かつての旧友とは時折手紙を交換していたから、身近な手段といえば手紙だった。

自分が病院にいることを伏せて文通している相手、読んではこんな冒険をしてみたいと夢想する小説の筆者、いつしか返事の来なくなってしまった相手もいた。
封を開けるとそこに篭められた想いと一緒に書き手の暮らす街の空気や生活の一部も感じられる気がして好きだった。
手のひらに収まる宝物はいまやサイドテーブル下段の引き出しを埋め尽くしてベッドの脇の箱に溜めてある。

開けばいつでも時を遡れる。いつでも相手に会える。
小さくて薄い、タイムマシン**]

(34) 2013/05/22(Wed) 20時頃

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