―…少しの間 そういったものでは貴女は満たされなくなると思うの [自分自身がそうであるように。 話しながらつまんだクッキーは美味かったが やはり物足りなくて、欲を煽るだけの物だった。 一層の微笑みを浮かべたままジリヤは立ち上がる。 そして緩やかに歩み、カリュクスの背後へ。]だから たくさん食べておいて 欲しくて [真後ろからカリュクスの頬を優しく撫ぜる。 冷ややかな 屍の温度の指先で。]
(33) 2014/10/13(Mon) 18時頃