[ >>24長髪のその男が口を開けば、また嫌味ったらしいことを吐くのだろうと思っていたけれど――…彼の声に乗せて放たれた言葉は予想とは違うもの。
少し驚いて、明日は槍でも降るだろうか?と思ったけれどそれも直ぐに撤回することになった。一度監督生ぶってから一緒になって言うあたり憎らしくて。 ]
――…血も誇りも守れない?
っは、笑わせないで…家系や生まれだけで判断する奴に誇りだなんだ語られたくないんだけど。
[ 固かった表情は苛立ちでぴくり、と引き攣り始めた。そのまま眉根を寄せ、その赤い瞳は冷たく彼を射す。相手の寮から見下すような嘲笑が聞こえれば怒りはふつふつと。 ]
私から言わせてもらえば、あなた達の方が余程魔法使いとしての誇りがないけれど?血より実力――…マグルを馬鹿にする暇があれば呪文の一つでも覚えなさいよ。
(33) 2014/08/30(Sat) 14時頃