……むっ それは、
ぅ、羨ましいニャ… 同じ猫の癖にぃ…
[>>32『子供に捕まってしまう』と愚痴を零すアーサーに思わず嫉妬の眼差しを向けてしまう。
因みにポーラはこのアトラクションに来るまで、誰にも声を掛けられなかった。
そもそも、キャストだと思われているかどうかも怪しい。
その位、人気者のオーラたるものが、ポーラには無かった。]
許すまじ。絶対アーサーのエッグをゲットするニャ!
[先程よりも妖しげに揺らめく尻尾を、てしてしっと半ば本気で追い掛けながら。
そんな意気込みを三毛猫に向けて、小さく叫んだ。
でも、と言葉を切り。ポーラは肩を僅かに震わせた。]
……ドラコがエッグを護っているのかニャ。
うう、ポリー、食べられたりしないかニャぁ……
[幼いけれども力持ちの、アーサーの相棒の事を思い出す。
もしあのドラゴンと戦うとなれば、此方だってそれ相応の装備が必要なのではないか。
>>32 そんな事をぐるぐると考えているアンドロイドを他所に、三毛猫は営業用のトークを始めていた。それは三毛猫と、ドラゴンの出会いの物語。]
(33) 2015/04/22(Wed) 02時頃