─ 夜・自室 ─[戦いの後、自室に戻って負傷箇所を確認する。最初に"遊んだ"時の刀傷は、もうほとんど治っていた。切れ味のいい刃物は素晴らしい。左の脇腹と右のふくらはぎの銃創は、どちらもまだじくじくと痛むが、きつく縛っておけば動作に支障が出るというほどでもない。右手は酷い火傷を負っていた。炭化するというほどではないが、しばらくは碌に使えないだろう。顔の右半分も炙られて火傷を負っている。耳には火膨れもできていた。焦げた髪をわしわしと落とせば、嫌なにおいが散る。左右の脇腹に、裂傷が一つずつ。左は軽く、右は重い。短剣で浅く斬られたものと、槍で深く貫かれたもの。内臓に達していたらやばいな、とは思うが感覚で言えば"まだやれる"というところ。]
(32) 2014/11/15(Sat) 10時半頃