>>28
[話にゃ乗れない、という答えを受けて]
……そう……ですか。[と、ほんの少しだけ、落ち込んだように]
それならば、構いません。考えてくださっただけでも、ありがとうございます。[軽く一礼。相手の考えを知ってか知らずか]
……聞かなかったことに……ええ、助かります。
本心を言えば、同じ情報を流してくれる同志が居ればと思ったのですが……仕方ありませんね。私一人でなんとかしましょう。
[と言うだけ言って、相手の話を受けきってから]
いいえ。私からはこれで終わりです。
聞いてくださってありがとうございました。
[そう言って、去っていくナユタに、丁寧に別れの礼をする。
本当は。「ナユタさんがより素直な人で良かったです。貴方のことも好きになれそうです」と、自分からの評価を言おうかとも思ったが、藪蛇のようだったので言わずに居た。
自分が嫌われているのは解ったが、彼のことも、自分は嫌いにはなれなかった。
ナユタが去っていくのを見届けてから、30分程はそこに居り、黙して考えていた。その後、胃を決したように立ち上がり、フードを被り直して図書館を後にした]
―回想終了―
(32) 2013/07/25(Thu) 18時頃