―救出時:ケイイチ>>30―
……隊長探し出したらすぐ戻るから。
大人しくしてて
[酷くしおらしい言い方がらしくないと感じるより先に
きっと酷い目に遭ったせいだ、と考えたのは、
メルヤ自身も「先生」やフランクの変わり果てた在り様を見てしまったからだ。
戻り行き、春日を綿貫らに託して
せがまれるままケイイチに肩を貸す。
訓練場ではよく飛び跳ね、子犬のように師や隊長に懐いている姿ばかり見ていたから、この有様は痛ましい。
手合わせによく応じ、年の近い友人――であると同時、ちょっとだけ先輩であることも意識する相手。]
……ん、じゃあ、これ…
[そう言ってほどいたのは、スーツの上に羽織っていた簡素なボレロだ。
下肢を隠す様に結んでやる。力ない笑み、助けなくてはという使命感を掻き立てる。
フランクが>>0:@68メルヤに抱いている「職務に忠実」であるという印象通り。]
(31) 2018/02/21(Wed) 10時半頃