――午後〜/大衆食堂『森の真珠』――
>>14
(スージーと視線が合うように少し腰を折って)
男は25才まで伸びるっていうから。
あと2p欲しいな。姉さんと10p差が欲しい。
姉さん、背が高すぎるのを気にしてるんだよ。
でかいのが隣にいると目立たないだろ?
[そう言ってから、タオルで髪を拭いているベネットにちらりと視線を走らせ。
――こいつも背が高いのを気にしてたりするんだろうか。いや、姉さんより5pほど低いから、ちょうどいいじゃないか……ん?ちょうどいいって何だ?
幽かに結ばれそうになった頭の中の映像は、次に続いたスージーの言葉で霧散した]
待てよ、スージーまで!色気倍増しそうってなんだよ。
[男の色気のことかもしれないと良い方に受け取ってみようとするが、冗談よと笑うスージーの目元を見れば、そういう意味ではないのは一目瞭然。二十代半ばになっても姉と相似形のような顎のラインを思わず一撫で。
その後スージーとヴェネットは連れだってスージーの部屋に行っただろうか。
スカートでなくパンツを借りるという話に、さもありなんと思う反面、ほんの少しだけ残念な気持ちが混じったのは何故だろう]
(30) 2017/08/13(Sun) 15時半頃