[なかなか戻らない恵田と璃子の事が不安になった。遅いな、2人ともまだ戻ってこないのかな。]
恵田くん…?璃子…?
[ゆっくりと立ち上がって、2人の走って行った方へと向かう。戻らない2人に、なにか、嫌な予感がした。]
(お願いだから、無事でいて…!)
[そう心の中で願いながら、歩いていく。足取りがやけに重く感じた。嫌な予感が、胸騒ぎが、まとわりついて離れない。もし、2人に何かあったらどうしよう、それだけが頭の中を占めていた。
不意に聞こえた鈍い音。次いで鳴り響いたのは、チャイムの音。
時計を見れば、午後8時50分。もうそんな時間だったのか。]
恵田くん、璃子!返事をして!
どこに行ったの!大丈夫なの!?
[必死に名前を呼んで探す。歩いているうちにたどり着いた、階段。そこにたどり着いた時、その場の状況は、どうなっていただろうか。]
(28) 2014/04/28(Mon) 08時半頃