「きみなんて、大っ嫌いだ!」
たたきつけるようなコトバは、前の時のようなとっさに言ってしまった、というものではありませんでした。
どちらかと言うと、むしろわざと言ったようなふしがありました。
“Je te déteste! ”
( きみのこと嫌い! )
“ Même si ça fait mal, Je ne sais plus! ”
( いたくってももう知らない! )
ペンで空をたたくようにすると、さっきのバラのトゲみたいなものとはくらべものにならないほどのはやさで、それよりも大きな玉が2つ、とび出しました。
けれど、やっぱりそれはまっすぐでしたし、今のその人にはまったく見えないわけでもありませんでした>>5から、よける気になればよけれるでしょう。
かさではじけるのかは、 …… 『少年』には分かりませんが。 *
(27) 2018/10/14(Sun) 15時頃