──"嫉妬"の扉前──[声をかけ様子を伺えば、薄らと扉が開く。(>>23ヨーランダ)矢張り、ずっと此処に隠れていたのだろう。その鎖が外されていたのは知らなかったし、何故か彼女にだけ足枷と首枷がなされているのは思えば不思議だったのだが、それでも相手が女と言うだけで娘には少しだけ都合が良い。女の園で生きてきた娘には、女の方が余程扱いやすいように思えていたのだから。薄らと開かれた扉がもう少しだけ開く。そして、漸く今の女の姿を改める事が出来た。(────見すぼらしいですこと)折角渡してやったリボンは、適当に括られている為に見るに堪えない状態になっている。本来ならば乞食のような女にこれ以上手を掛けてやる事も無いのだが、利用価値を高める為ならば]
(27) 2016/02/25(Thu) 19時頃