【人】 宝飾交易 黍炉

[やがて、周囲の不協和音も途切れ、凄惨たる光景だけが残った]


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[冷たくなった母の下から這い出し、瓦礫を退かして立ち上がる。
そこにはもう、何も残っていなかった。
表情もなく、光もない瞳でふらりと歩き出す。
頭から零れる血は量を減らしていたが、拭うこともなくそのまま。
身体は打撲痕が残り、黍炉自身の血と母の血で衣服は汚れていた]

(27) 2018/03/15(Thu) 21時半頃