[母星の連中は、機械の身体に心は宿らないとぬかしやがる。ふざけやがって。いまのこのミツボシを見て、おなじことが言えるか?]
おい、落ち着けって······
[やっと言葉が出た矢先だった。先生の渇が室内に響き渡った。あの掃き溜めで、泥のように沈んでた俺の意識を引き上げてくれた、あの渇だ。思わずこっちの背筋ものびちまう。気づけばワレンチナも到着していた。どうやら、俺も冷静じゃなかったらしい]
勢揃いじゃねーか、ありがてぇ。
先生、ワレンチナ。ナユタを医務室に頼む。重力制御がイカレちまってるみてぇだ、注意しろよ?
[コンソールルームに通信ヴィジョンモニタを送る]
ナユタ確保。生きちゃいるが、意識がねぇ。エスペラント、ワレンチナ、シルクが医務室に搬送する。ミツボシがそっちに向かった、使ってやってくれ。俺は設備のチェックと修復に回る。優先度が知りてぇ。ヤンファ、イースター、指示を頼む。
なにしろ手が足りねぇ。そっちから応援出してもらうことになるかもな**
(27) 2016/05/16(Mon) 15時頃