251 洋墨と躍れ、心の随に


【人】 意匠造形 シルク

 
はっきりと、それでもはやく口にされるコトバ>>8は、トゲをうった『少年』へかえすようにとげをのばすのです。
ほとんど、くものすのようになった雪に足をとられていた『少年』には、それのすべてをさけるほうほう、なんてありませんでした。
右のうでにとげが生えて、それをつたうようにしずくがながれていきます。

…… ところで、その人が “れい” の体 ── おおよそ中については、人のそれと同じでしょうか ── について、そこそこのちしきをもつならば、そろそろふしぎに思っているかもしれません。
余りに、インクのこぼれるものが少ない、ことには。


「ぅぅぅあぁ、 …… っい、たい、
 もう嫌だ、いたいのもこわいのも嫌、」


ぐすぐすなく『少年』は、まさしく子どもでしかありません。
けれど。
 

(26) 2018/10/14(Sun) 14時半頃

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