[死体に近付いた男は警察なのだと言う。>>14
自分の知る警察とは大分出で立ちが違うが、異人が多く居るこの場である。同じ日本の生まれのように見えてこの男も異人なのかもしれぬ。
そんな事を考えながら観察していれば、血に塗れた其れを男が取り出していた。>>15
首無し男の衣服で其れを拭えば、キラリと光るそれは確かに鍵のようである]
────もし、警察の方。お手伝い致しましょう。
[先ず初めに自分の鍵を、と言いたいところではあるが、ここは鍵を取り出した功労者に譲っておこうか。
此方も後手になるものだから難しいが、鍵を受け取れば先ずは相手の手枷にその鍵を合わせてみる────開いた](>>18ケイイチ)
────この鍵で、一先ずは皆さんの枷を外す事は叶うでしょうか。
警察の方、私のも外しては下さいませんか。
[相手に鍵を託す。そして、自分の背を向けては自分の枷も外すよう頼む。
そんな折、首無し男の方へと顔を向けたならその文字が目に入った]
……何か、書いてありますね。
然し、まずは────
[それを確認するのは厭わぬが、どちらにしろ両手が自由になってからだろう]
(26) 2016/02/23(Tue) 20時頃